「機種変更したら一部のアプリが英語になった」
Android向けパスワード管理アプリ「アプリSIS-パス管理」をPlayストアで公開しています。
アプリサポートの中で「機種変更をしたらアプリが英語になった」というお問い合わせを2件いただきました。Googleで調査しましたところ、どうやらAndroid OS自体のバグの様です。
OSの言語設定が英語になってるんでしょ?
もちろんそういったケースもあるかもしれませんが、ここでは「OSの言語設定を日本語にしているにもかかわらず、一部のアプリが英語になってしまった」ケースを取り扱います。
どのようなケースで発生するのか?
Googleで「android 機種変更 アプリ 英語」をキーワードにして検索しましたところ、事例がチラホラ見つかりました。見つかった事例から見えてきますケースは以下のようなものでした。
- Androidスマホを機種変更した
- OS機能にてデータ移行を行った
- データ移行時、自動的にアプリがインストールされた
- Pixelシリーズのスマホである(これは、違う事例もありました)
上記の様な利用環境にて、「Googleマップが英語になってしまった」など、Google純正のアプリも含めて一部のアプリが英語化されている事例がありました。
対処方法/日本語に戻す方法
以下の方法にて、問題は解消された報告が見つかっています。
プリインストールアプリの場合
Googleマップの様に、元々スマホに入っているアプリが英語化されてしまった。その場合は、該当のアプリの「アップデートをアンインストール」すれば良いようです。
- OS設定 → アプリケーション一覧
- 該当のアプリ名をタップ
- 画面右上の縦3つの点「︙」をタップ
- 「アップデートのアンインストール」をタップ
Android OSバージョンなどにより表記は異なるかもしれませんが、上記にて解決した報告がありました。
通常ではPlayストアからインストールするアプリの場合
SIS-パス管理の様に、通常ではユーザーが手動にてPlayストアからインストールするアプリが英語化されてしまった場合、該当のアプリを一旦アンインストールし、Playストアからインストールし直せば良いようです。
- (データ移行時に自動的にインストールされた)該当アプリをアンインストール
- Playストアから該当アプリをインストール
なお、SIS-パス管理の様にデータのバックアップはアプリの独自機能がございます場合は、アプリの機能にてバックアップをお取りの上でアンインストールを実施ください。
英語化されないアプリがあるのはなぜ?
そもそも発生確率が低いOS障害の様ですが、発生したとしても「英語になってしまうアプリ」と「日本語のままのアプリ」があるようです。
この違いは(想定になりますが)日本語リソースしか含まれていないアプリや、アプリのデフォルト言語を日本語にしているアプリは、日本語のままなのだと思います。
Androidアプリのデフォルト言語とは?
Androidは世界各国で利用されていますので、もちろん言語は日本語のみではありません。一方、アプリを開発する時に、どの言語をサポートするのかは以下の様に決めることが出来ます。
- OSの言語設定がXX言語の場合に表示する文字列のパターンを規定できる
- OSの言語設定がYY言語の場合に表示する文字列のパターンを規定出来る
- XXやYYなど、規定した言語以外の言語の場合は、デフォルト言語として規定した文字列のパターンで表示される
ややこしいので具体例を書きますと、デフォルト言語として日本語を規定し、OS設定が英語の場合用に英語のリソースも規定したとします。
この時、例えばOS設定がポルトガル語の人がアプリをインストールすると、「デフォルト言語」である「日本語」でアプリが表示されます。
「機種変更後の一部のアプリが英語になってしまった」というケースの実体は、「デフォルト言語になってしまった」なのではないかと予想しています。
Googleマップのデフォルト言語は英語
SIS-パス管理もグローバル展開を考え、デフォルト言語は英語で作成しています。OSの言語設定が日本語の場合、日本語で表示されます。
つまり、そういうことなのかな、と思っています。このOSバグ、アプリ側では対処のしようがありませんため、Googleさん改善のほど宜しくお願いします。本当に。